7月、米東部マサチューセッツ州チェルムスフォードで、移民裁判所の判事を務めていた頃のジョージ・パパスさん(本人提供、共同)

 【ロサンゼルス共同】米トランプ政権下で、不法移民の難民申請を審理する移民裁判所の判事が相次いで解雇されている。主な対象は移民に寛容だと見なされやすい経歴の持ち主で、政権が不法移民の強制送還を進める上で不都合だと判断したとみられる。解雇された元判事の男性は「移民に肩入れしているとして差別を受けた。政治的追放だ」と憤る。  南部ノースカロライナ州のジョージ・パパスさんは、判事としての2年の試用期間の終了を控えていた7月、移民裁判所を管轄する司法省の部局から本採用せずに解雇するとの通知を受けた。解雇の具体的理由の説明はなかった。  米メディアによると、第2次トランプ政権が発足した1月に在籍していた判事約700人のうち、130人以上が解雇や不本意な配置転換をされたり、辞職したりした。異例の規模だという。  パパスさんは、担当した難民申請の6割以上を認めておらず、業務上の判断を政権が問題視する理由はないと主張。標的になったのは、20年以上にわたって不法移民の弁護人を務めた職歴が原因だとみている。

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