アメリカ国防総省は5日、核弾頭を搭載できるICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射実験を行ったと発表しました。
国防総省によりますと、発射が行われたのはカリフォルニア州のバンデンバーグ宇宙軍基地で、使用されたのは核弾頭を搭載できる「ミニットマン3」です。
今回の実験では、核弾頭を積まない状態で発射し、約6400km離れたマーシャル諸島のクェゼリン環礁付近まで飛行したということです。
同様の実験は2025年2月と5月にも行われていて、アメリカ空軍は「ICBMシステムの信頼性や精度を確認するための定期的な試験の一環」と説明していて、「ICBM戦力の近代化を進める中でも既存のミニットマン3の即応態勢維持が依然として最優先事項だ」としています。
この発射実験とは別に、トランプ大統領は2025年10月末、核兵器の実験を行う考えを示していて、エネルギー省はこれについて「核爆発を伴わない臨界前核実験」と説明しています。
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