国連安全保障理事会は6日、シリア暫定政権のシャラア大統領とハッターブ内相に対する制裁を解除する決議案を14カ国の賛成多数で採択した。中国は棄権した。

  • シリア大統領、国連総会で58年ぶり演説 制裁の完全解除求める

 シリアでは昨年12月、過激派組織シャーム解放機構(HTS)などの反体制派がアサド政権を倒した。シャラア氏が率いていたHTSは国際テロ組織アルカイダ系のヌスラ戦線が源流にあり、アルカイダと過激派組織イスラム国に対する安保理の制裁リストに加わっていた。

 シャラア氏は今月10日、ホワイトハウスでトランプ大統領と会談する予定。トランプ政権は7月、HTSの「外国テロ組織」指定も解除していた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。