
【ベルリン=共同】昨年12月にドイツ東部マクデブルクのクリスマスマーケット(市場)に車が突っ込み6人が死亡、300人以上が負傷した事件で、殺人などの罪に問われたサウジアラビア出身の被告の男(51)は11日、マクデブルク地裁で開かれた公判で起訴内容を認めた。
DPA通信によると、男は「アクセルを踏んだ」と事件を振り返り「自分が恐ろしいことをしている」との自覚はあったと語った。
男は医師で、2006年からドイツに居住し16年に政治難民に認定されていた。ソーシャルメディアに無差別殺人の予告とも取れる投稿をしており、当局が事件を未然に阻止できなかったことに国民の批判が強まった。今年2月の総選挙で反移民の右派政党が国政第2党に躍進し、メルツ政権は寛容とされてきたドイツの移民・難民政策の厳格化に転じた。
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