
【ニューデリー=時事】パキスタンの首都イスラマバードの裁判所近くで11日起きた自爆テロを受け、シャリフ首相は同日「インドの代理勢力の仕業」と根拠を示さず主張した。これに対しインド外務省は「事実無根の主張を断固として拒否する」と反発した。
地元報道によれば、自爆テロで法曹関係者ら少なくとも12人が死亡、30人以上が負傷した。イスラム武装勢力「パキスタン・タリバン運動(TTP)」の分派組織が犯行を主張。しかし、TTP本体の指導部が否定したとの情報もある。
シャリフ氏はこれまでも国内で起きたテロの背後にインドがいると発言している。両国は係争地カシミール地方のインド側で起きたテロをきっかけに5月に軍事衝突。関係が極めて悪化している。
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