歓迎式典に参加したタイのワチラロンコン国王㊨と中国の習近平国家主席(14日、北京)=ロイター

【北京=共同】中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は14日、タイ国王として史上初めて中国を公式訪問したワチラロンコン国王の歓迎式典を北京の人民大会堂で開催した。習氏は国王との会見で、今年が中国とタイの外交関係樹立50年の節目に当たると述べ「友好の新たなページを共に書き記していきたい」と強調した。中国外務省が発表した。

習氏はタイとの戦略的関係を強化し、両国による鉄道建設といったプロジェクトを推進していくと伝えた。タイ産農産品の輸入拡大のほかに、人工知能(AI)や宇宙などの分野での協力にも意欲を示した。

国王は両国の緊密な人的交流や協力関係の深化を求め「中国の発展の経験を積極的に学んでいきたい」と語った。

国王は13〜17日の日程で中国を訪れ、スティダー王妃も同行。公式夕食会などの行事に出席するほか文化・宗教関係の施設も訪問する。

【関連記事】

  • ・中国、スペイン国王を歓迎 米欧の結束にくさび
  • ・中国・李強首相が南アのG20サミット出席へ 習近平氏は見送り

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。