中国教育省は16日、中国国民に対し、日本への留学を慎重に検討するよう呼びかけた。「中国人を狙った犯罪が多発し、安全リスクが高まっている」と説明している。高市早苗首相の台湾有事に関する国会答弁への対抗措置とみられ、中国外務省が日本への渡航を自粛するよう呼びかけたのに続く措置。
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教育省の発表では、すでに日本に滞在している留学生や、近く留学する予定の人にも、現地の治安状況に気を配り、防犯意識を高めるよう注意喚起した。中国人を狙った犯罪が多発しているという主張の根拠は示していない。
日本学生支援機構によると、昨年5月時点で日本の大学や語学学校で学ぶ中国人留学生は12万3485人。国・地域別では中国が最も多く、全体の36・7%を占める。
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