
【キーウ=共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、ギリシャを訪問し、ミツォタキス首相と会談した。両首脳は、米国産の液化天然ガス(LNG)をギリシャ経由でウクライナに輸入することで合意した。来年1月に供給を開始する見通し。
ロシア軍によるエネルギー施設攻撃の影響で、ウクライナは深刻なガスや電力の不足に陥っている。ウクライナ政府は欧州諸国から20億ユーロ(約3590億円)規模のガスを調達する考え。ゼレンスキー氏は共同会見で、今回の合意が「ウクライナのエネルギー安全保障の強化につながる」と訴えた。
米国産LNGについては、ウクライナ国営ナフトガスが7日、ポーランド経由での輸入拡大で合意したと発表している。
ゼレンスキー氏は17日にフランスを訪問し、ウクライナへの戦闘機供与を含めた防衛強化について協議する予定。18日にはスペインを訪れ、防空システム供与の可能性について協議する計画。
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