「野口英世アフリカ賞」は、黄熱病の研究のためアフリカのガーナに赴き亡くなった野口英世博士にちなんで、3年に1回、アフリカの医療の発展に貢献した医師や研究者などに贈られる賞です。

22日、東京都内で石破総理大臣が主催する授賞式が開かれ、天皇皇后両陛下が出席されたほか、TICAD=アフリカ開発会議に出席した各国の首脳ら100人余りが参加しました。

今回受賞したのは、長年、薬の開発などを通じてマラリアの撲滅に取り組んできた、マリ出身のアブドゥライ・ジムデ博士と、命に関わる疾患に対して新たな治療薬や治療法の開発や提供に取り組んできた、スイスに本部を置く非営利の研究開発機関「DNDi」で石破総理大臣から賞状や賞金1億円の目録が贈られました。

石破総理大臣は「アフリカの人々が深刻な感染症の問題に今なお直面していることを忘れてはならない。国際保健課題の解決に向けた共創の取り組みがさらに広がることを願っている」と述べました。

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