沖縄県教育委員会は21日、中国語を学ぶ高校生を上海に派遣する「中国教育交流研修」について、今年度の派遣を中止すると明らかにした。現地機関から受け入れ中止の連絡があったといい、日中関係の悪化が関係している可能性がある。
県教委によると、派遣を予定していたのは県内の高校生20人、教員2人の計22人で、29日から13日間、中国・上海の語学学校で中国語を学び、現地の高校生と交流する計画だった。しかし18日に、中国側から委託業者を通じて「今回は受け入れができなくなった」と県教委に連絡があったという。
「非常に残念に思っている」とも伝えられたといい、県教委は「タイミングを考えると、日中関係が影響した可能性がある」としている。
交流研修は、国際人材育成の事業として2012年度から始まった。中国のほか米国本土やハワイ、オーストラリアといった国や地域で、コロナ禍だった20~22年度を除き毎年実施している。
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