アメリカの航空当局は民間航空機に対して、南米ベネズエラの上空を飛行する際は「潜在的な危険がある」と警告しました。

FAA=連邦航空局は21日、「NOTAM」と呼ばれる航空情報を出し、「ベネズエラの治安悪化と軍事活動の活発化によりことにより、上空や周辺地域で離着陸を含め、あらゆる高度で航空機に潜在的に危険が及ぶおそれがある」と警告しました。

トランプ政権は「麻薬犯罪組織を解体する」名目でカリブ海で密輸船を空爆したり、空母を派遣したりしていて、アメリカ軍によるベネズエラへの地上攻撃の可能性が取り沙汰されるなど緊張が高まっています。

FAAによりますと、ベネズエラはこれまで民間航空機を標的にすると表明したことはないものの、9月初旬以降、複数の軍事演習を行い、数千人規模の軍隊の動員をしているということで、引き続き状況を監視していくとしています。

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