聴覚障害者の国際スポーツ大会・東京デフリンピック。24日に男子陸上5000メートル決勝が行われ、酒田市出身の齋藤丞(たすく)選手が決勝に挑んだ。齋藤選手が勤める会社ではパブリックビューイングで同僚らが声援を送った。
齋藤丞選手は陸上1500メートルに続き2度目の決勝の舞台。
齋藤選手自身、5000メートルが本命と意気込む。
齋藤選手が勤める酒田市の東北エプソンのホールではパブリックビューイングが行われ、祝日にも関わらず約60人の社員が集まった。
(社員)
「とても誇らしく思う。簡単に行ける舞台ではないので、決勝も最後まで見届けたいと思い応援に来た」
「日ごろの成果を十分に発揮して、しっかりと自分の走りをしてほしい。頑張れ!」
予選グループを16分19秒07の6位で通過。
酒田からの声援が齋藤選手の背中を押しする。
レースは序盤から強豪ケニアの選手が引っ張り徐々に差を離す展開。
齋藤選手は17人中10番手で懸命に食らいつく。
レース終盤に周回遅れになるものの、最後まで諦めない走りをみせた齋藤選手の結果は、17人中10位だった。
(社員)
「すごかった。世界の舞台で頑張ってくれて、とても誇らしい」
「仕事も大変なのに、遠征・練習で自分を追い込んでいて、すごい人だと思う」
2種目で決勝進出を果たした齋藤選手の今大会の挑戦はこれで終了。
会場からは惜しみない拍手が送られた。
東京デフリンピックは26日まで。
<今後活躍が期待される県関係選手>
■酒田市出身の齋藤心温(しおん)選手がメンバー入りしているサッカー男子の決勝は、25日午後5時半キックオフ。トルコと対戦する。
■鶴岡市出身の小鷹実春選手が活躍するバスケットボール女子も、25日午後3時からアメリカとの決勝に挑む。
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