台湾で23日、最大野党・国民党の立法委員(国会議員)7人に対する解職請求(リコール)の是非を問う住民投票が行われたが、リコールは全て否決された。台湾メディアTVBSが同日報じた。7月のリコール投票と合わせて、計31人に対するリコール投票は全て不成立に終わった。
立法院(国会)で与党・民進党は少数で、重要法案や予算案の審議では野党勢力に主導権を握られてきた。市民団体が「親中派」の国民党立法委員が立法院を混乱させているなどとしてリコール運動を進め、民進党も支援してきたが、幅広い支持は得られなかった。
リコールで異論の排除を試みたとも受け止められた頼清徳(ライチントー)政権の支持率は低下しており、7~8月の各世論調査で頼氏の支持率は政権発足後で最低となった。
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