
26日午後3時(日本時間同4時)ごろ、香港北部の新界地区にある高層住宅で発生した大規模火災は、27日午前10時(同11時)時点の香港メディア報道によると、隣接する住宅7棟に延焼し、少なくとも44人が死亡、62人がけがをした。けが人のうち16人が「極めて危険な状態」とし、25人が重体と伝えている。
現場では出火から20時間近くたった27日午前も消防隊の放水作業が続いていた。
現場には市民が建物に近づくことを防ぐ規制線が張られていた。昨夜のように、建物を覆うように燃え盛る炎は確認できなかったが、一部の室内から赤い炎が燃え上がったり、外壁の竹製の足場が焼けたりしている様子が確認できた。多数の建築物からもくもくと黒い煙が上がり、全体が真っ黒になった建物もあった。

放水車による消火作業は続いているが、高層高層階に水は届いていないようにも見える。周辺には多くの消防関係車両が止まり、消防隊員らが慌ただしく行き交っていた。
付近には心配そうに様子を眺める住民らしき人々の姿もあった。支援物資が入ったとみられる段ボール箱を持ち寄る市民の姿もみられた。
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