
センコーグループホールディングス(GHD)は28日、シンガポールで青果の輸入や卸売事業を手掛けるトータルフレッシュコネクションを買収したと発表した。発行済み株式の60%を取得した。取得額は非公表。青果物の輸送を拡充し、シンガポールを中心に低温物流網を整備する。
トータルフレッシュは世界30カ国からメロンやアボカドなど高利益率の青果物を安定的に調達することに強みを持ち、シンガポール国内の高級ホテルや飲食店に供給している。同社が持つ仕入れ網をいかし、販路の拡大も狙う。
センコーGHDはシンガポールの国際航空輸送会社2社をすでに傘下に持つ。シンガポールは人口が拡大しており、高成長が見込める市場とみる。調達から配送までの一貫した体制を整え、シンガポールでのコールドチェーン事業を広げていく考えだ。
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