米国のトランプ大統領が、ベネズエラのマドゥロ大統領と電話協議を行った。ニューヨーク・タイムズ(NYT)が28日に報じた。電話では、米国での対面協議の可能性についても話し合ったが、現時点でその予定はないという。
NYTによると、電話協議は1週間ほど前に行われ、強硬な作戦をトランプ氏に提案しているとされるルビオ国務長官も参加したという。具体的な内容は明らかになっていない。
トランプ政権はこれまで、麻薬密輸対策との名目で、ベネズエラの麻薬運搬船とみなした船にカリブ海などで爆撃を重ね、計80人以上が死亡した。さらに、最新鋭の原子力空母ジェラルド・R・フォードを中核とする空母打撃群をカリブ海に派遣し、マドゥロ政権への圧力を強めてきた。
トランプ氏は27日、米兵とのテレビ会議でベネズエラの麻薬密輸対策について言及。「海上での輸送はほぼ阻止した」とし、「今後は陸上での阻止を、間もなく始める」と話した。
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