中米ホンジュラスで11月30日に投票された大統領選の開票作業は、システム障害で遅延し、12月2日現在も続いている。トランプ米大統領は、野党候補を支持しており、遅延について「選挙結果を変えようとしているようだ」と批判している。

  • 米国に麻薬密輸のホンジュラス前大統領を釈放 トランプ氏の恩赦受け

 選挙管理委員会の2日の発表によると、開票率68%時点での得票率は、トランプ氏が支持する右派の野党・国民党のナスリ・アスフラ前テグシガルパ市長(67)が39・71%、中道右派の野党・自由党のテレビ司会者のサルバドル・ナスララ前副大統領(72)が40・13%となった。

 選管によると、集計システムに障害が生じ、手作業で票を数える必要があるといい、結果が出るまで「冷静に忍耐強く」待つように呼びかけた。開票結果がリアルタイムで更新される予定だった選管のサイトはダウンし、見られない状態だ。

 トランプ氏は1日、「大統領選挙の結果を変えようとしているようだ」とSNSで開票の遅れを批判。「改ざんした場合、大変な目にあうだろう」と圧力をかけた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。