日本の山崎和之国連大使は4日、中国の傅聡国連大使が台湾有事をめぐる高市早苗首相の国会答弁を批判した書簡に対し、「事実に反し根拠に欠けるもので、全く受け入れられない」と再反論する書簡をグテーレス国連事務総長に送った。
山崎氏は、今回の書簡で「日本は戦後一貫して国際法を順守し、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に真摯(しんし)に取り組んできた」などと説明。意見の相違は対話で解決するとし、「引き続き対話を通じて冷静に対応していく方針」と記した。
傅氏は11月21日、高市首相の国会答弁を批判する書簡をグテーレス氏に提出。山崎氏がこれに反論する書簡を出したことを受け、今月1日にも「日本が台湾問題に軍事介入すると示唆した」「戦後の国際秩序に公然と挑戦するもの」などと主張する書簡を送っていた。
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