沖縄県の玉城デニー知事は8日、防衛省の村井勝沖縄防衛局長らと県庁で面会した。中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射事案に関する説明を受け、知事は軍事衝突といった「不測の事態が発生することを危惧している」と訴えた。
村井局長は面会でレーダー照射事案について説明するとともに「中国側に強く抗議し、再発防止を厳重に申し入れた」と述べた。玉城知事は周辺海域での漁業者の安全確保に向けた連携体制について質問した。
外務省からは沖縄担当の紀谷昌彦特命全権大使も出席した。次官が駐日中国大使へ抗議したことを伝えた。
面会は県側が要請した。玉城知事は「このような行為が地域の緊張を高め、不測の事態が発生することを危惧している。絶対にあってはいけない」と強調した。政府に対し「平和的な外交で中国との関係改善を図ることが重要だ」と求めた。
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