アメリカが提示した和平案をめぐり、ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、ロンドンで、イギリス・フランス・ドイツの首脳と協議しました。

終了後、ゼレンスキー氏は、ロシアへの領土の割譲が含まれない修正案を作成したと明らかにしました。

ゼレンスキー大統領は8日、イギリスの首相官邸で、スターマー首相、フランスのマクロン大統領、ドイツのメルツ首相と会談し、アメリカが提示したロシアとの和平案について協議しました。

会談後、ゼレンスキー氏は、アメリカが提示した案からウクライナの立場に反する項目を削除した20項目からなる修正案を作成したと明らかにしました。修正案には、ロシアが求める領土の割譲は含まれておらず、この案を9日にもアメリカ側に提示するとしています。

ゼレンスキー氏は、「ウクライナ領土を放棄することはできない。領土について妥協点は見つかっていない」と強調しました。

一方、修正案は、ロシア側の要求とは依然として隔たりが大きく、和平交渉の進展につながるかは不透明です。

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