【香港共同】香港で7日行われた立法会(議会、定数90)選挙では白票を含む無効票の割合が1997年の中国への香港返還以来最多の3・12%だった。政府が発表した一般有権者の直接選挙枠(同20)の投票者数から共同通信が推計値を算出した。今年11月下旬の高層住宅火災を巡る政府対応への抗議の意思表明として白票を投じた市民も多かったとみられる。  選挙は2021年に民主派を事実上排除する制度に変わってから2回目で、立候補者全員が親中派だった。制度への批判や、火災を巡って業者への監督を怠っていたとの不満も上がっていた。  無効票は16年の選挙では1・52%、前回21年は2・03%だった。

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