ロシア国防省は9日、軍の輸送機An22がモスクワの北東に位置するイワノボ州で墜落したと発表した。独立系メディアは、搭乗していた7人全員が死亡した可能性が高いと伝えている。An22はソ連時代に開発され、世界最大のプロペラ輸送機として知られる。

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 発表によると、この輸送機は修理後の試験飛行中だった。ロシア国営タス通信は、救急隊の情報として、貯水池に残骸が浮いているのが見つかったと伝えている。

 独立系メディアによると、An22は1969年から運用。この機体は74年に初飛行したロシア軍最後の同型機で、今年夏には退役したと報じられていた。

 同州にはロシア空軍の基地があり、2024年3月にも大型のIl76輸送機が墜落し、15人の乗員全員が死亡していた。

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