
【ニューヨーク=共同】米経済誌フォーブスは10日、「世界で最もパワフルな女性」100人を発表し、3位に高市早苗首相を選んだ。同誌は高市氏らを「激動の時代における不屈の精神の象徴だ」と称賛した。
首位は4年連続で欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長。2位は欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁だった。
同誌は高市氏について「国内総生産(GDP)4兆2千億ドル(約654兆円)規模の国家、日本を率いる初の女性首相」と紹介。半導体供給網の維持や防衛力の再編、人口構成の変動など多くの課題に対応する重要なかじ取りを任されたと指摘し「その決断は東アジアのパワーバランスと世界の製造業の安定につながる」と分析した。
4位はイタリアのメローニ首相、5位はメキシコのシェインバウム大統領。ほかに米半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)のリサ・スー最高経営責任者(CEO)が10位、世界的な人気を誇る米歌手テイラー・スウィフトさんが21位に入った。
同誌は女性による「最高権力層への道は依然として限られている」とし、男性優位な状況が続いているとも訴えた。
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