
アサヒグループホールディングス(GHD)は25日、缶チューハイ「贅沢搾り」を海外で販売すると発表した。まずは8月にニュージーランド(NZ)で発売する。缶チューハイなどのRTD(レディー・トゥー・ドリンク、低アルコール缶飲料)需要が世界で高まっており、ビール類飲料を苦手とする海外の若年層などを取り込む。
アサヒGHD傘下でオセアニア地域を統括するアサヒビバレッジズが「ZEITAKU SHIBORI」を発売する。ウオッカベースでアルコール度数は4%。ピーチ味とマンゴー味の2種類で、10%の果汁を使用している。店頭想定価格は4本パック15NZドル(約1300円)。
NZではウオッカベースのRTD需要が伸びている。 アサヒGHDによると、2024年7月〜25年6月の1 年間の同カテゴリー市場は販売数量ベースで前年同期比約5%増だった。今後はNZ以外の地域での展開も目指す。
贅沢搾りはアサヒGHD傘下のアサヒビールが18年から始めたブランド。24年の国内販売数量は377万ケース(1ケース350ミリリットル缶24本換算)で過去最高を更新した。
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