ノーベル平和賞を受賞したマリア・コリナ・マチャド氏(58)は11日、オスロ市内で開いた会見で「平和には民主主義が必要で、自由を守らなければ民主主義は成り立たない」と強調。「私たちの使命は、今後何世紀にもわたって続く民主的な国を築き上げることだ」と語った。

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 今後については、「マドゥロ(大統領)がいつ退陣するかにかかわらず、私はベネズエラに戻ると言ってきた」と強調。帰国の時期は明言しなかったが、「やるべきことを終え、適切な条件が整ったら」とした。

 マチャド氏は政権交代が実現した場合の動きとして、まずは昨年の大統領選に出たゴンサレス氏が大統領になった上で、ベネズエラ国内外の有権者が「自由で公正な選挙」に参加できる仕組みを構築したいと述べた。

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)によると、マチャド氏はベネズエラへの支援を求めて複数の欧州の国を訪れ、その後、米ワシントンも訪問する予定。ただマチャド氏はこれからの数日について「あまり予定は立ててこなかった」と述べ、仲間や家族と時間を過ごしたり、医療機関を受診したりするとした。

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