バングラデシュの選挙管理委員会は11日、総選挙を来年2月12日に実施すると発表した。昨年、学生中心の大規模な反政府デモで長期政権が倒れてから、初の国政選挙となる。
政変でインドに逃亡したハシナ前首相が率いた前政権与党のアワミ連盟(AL)は今年5月、暫定政権から政治活動を禁じられた。総選挙にも参加できないとみられ、AL支持者からの反発が高まり治安が不安定化する恐れもある。前政権下で最大野党だったバングラデシュ民族主義党(BNP)の伸長が有力視される。
暫定政権のムハマド・ユヌス首席顧問は11日の演説で「総選挙は国民の意思を優先し、バングラデシュの基盤をさらに強固にするだろう」と歓迎した。ユヌス氏は総選挙に立候補しない意向を示している。
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