日本政府に対し元慰安婦らへの謝罪を求める集会に参加する人たち=14日、フィリピンの首都マニラ(共同)

 【マニラ共同】第2次大戦での占領下、旧日本軍の従軍慰安婦にされたフィリピン人女性たちの支援団体「リラ・ピリピーナ」などが14日、マニラで日本政府に謝罪を求める抗議集会を開いた。日本政府は戦時に傷つけた女性たちの尊厳回復に後ろ向きなまま、フィリピンとの防衛協力を急速に進めていると批判。参加者約20人が「戦争に向かうな」とシュプレヒコールを上げた。  元慰安婦は高齢化し、支援団体が把握する生存者は10人を下回る。昨年死去した母親が元慰安婦だというエリザベス・アティリヨさん(69)は、日本側が過去を省みる姿勢を示すことで、母親たちの魂は「安らかに眠ることができる」と涙声で訴えた。  元フィリピン下院議員のアーレン・ボロサスさんは「日本政府は責任を果たしていない」と糾弾。「仮に全員が死去しても家族たちは正義の実現を欲している」として、謝罪の要求を続けると表明した。  在フィリピン日本大使館によると、日本政府は、1956年の日比賠償協定などに従った対応で「法的に解決済み」とする立場をとっている。

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