
【ベルリン=共同】米国とウクライナの交渉団は14日、ベルリンで米政権がロシアとウクライナに提示した和平案について協議する。DPA通信が報じた。ウクライナのゼレンスキー大統領が15日にベルリンでメルツ首相など欧州各国の首脳らと会談するのに先立ち、交渉を進展させる条件を整備するのが狙い。
DPAによると、米国のウィットコフ中東担当特使がベルリンを訪問する予定。14日の協議には米国とウクライナに加え、ドイツの関係者も出席する見通し。協議が開かれる場所や時間は明らかになっていない。
米国は最新の和平案で、ロシア軍との戦闘が続くウクライナ東部ドネツク州の前線からウクライナ軍に撤退を求め、一帯を「自由経済地域」とする構想を提示。ウクライナは一方的撤退は公平性を欠くとしている。
ゼレンスキー氏は13日、通信アプリ「テレグラム」に「平和の基盤となる戦争終結の政治合意について協議する。何よりもロシアがウクライナに再侵攻しないという保証を確立すべく取り組んでいる」と投稿した。
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