ロシア政府が北方領土やサハリン、カムチャツカ半島を結ぶ、初のクルーズツアーを計画していることがわかりました。

 ロシア極東・沿海地方のコジェミャコ知事が地元メディアなどに明らかにしました。航行期間は約10日間。ウラジオストクを出発し、サハリン州コルサコフや国後島、択捉島を経由してカムチャツカ半島に到着する航路です。

 1000人から1300人の乗客を収容できる大型のクルーズ船を使用し、2026年5月の就航を目指すとしています。

 地元メディアによりますと、北方領土では、観光客の受け入れに向けて、仮設桟橋の建設が始まりました。

 宿泊施設や島内の移動手段の確保、レストランの整備など、課題も多いと指摘しています。

 プーチン政権は極東開発を国家戦略の柱と位置づけ、北方領土などの観光振興に力を入れる方針を打ち出しています。

 コジェミャコ知事は9月にウラジオストクで開かれる「東方経済フォーラム」で詳細を発表する予定です。

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