【ベルリン共同】ロシアによるウクライナ侵攻を受け、ポーランドがロシアとその同盟国ベラルーシとの国境沿いに地雷を設置して対ロ防衛力を強化するため、対人地雷の生産を再開する方針を固めた。ロイター通信が国防省高官の話として報じた。ポーランドが対人地雷の生産を実行すれば、冷戦終結後初めて。  ポーランドは対人地雷の製造と輸出を1980年代に停止したとされる。現在は、対人地雷の廃絶を掲げて使用や生産などを禁じる対人地雷禁止条約(オタワ条約)からの脱退手続きを進めており、2026年2月に脱退が完了する予定だ。  国防省高官は「できるだけ早期に大量の供給が必要だ」との認識を示した。

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