
【ワシントン=時事】米国務省のピゴット副報道官は21日に声明を出し、国境地帯で武力衝突を続けるタイとカンボジアに対し、「敵対行為の終結」を求めた。その上で、米国の仲介の下で10月に成立した和平合意を履行するよう訴えた。
ピゴット氏はさらに、重火器の撤去、地雷の埋設中止などを要求。22日にマレーシアで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)の臨時外相会合で戦闘終結に向けた議論が行われることを「歓迎する」と表明した。
ルビオ国務長官は19日の記者会見で「全ての当事国に(和平合意を)順守するよう働き掛けている」と強調。その上で、22日か23日までに戦闘停止が実現できると「慎重に楽観している」と語っていた。
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