韓国の趙顕(チョヒョン)外相は22日、聯合ニュースTVとのインタビューで、来年初めに李在明(イジェミョン)大統領が中国を国賓訪問し、習近平(シーチンピン)国家主席と会談する方向で調整していることを明らかにした。趙氏は近く日程などを発表することになるとし、会談では北東アジアの平和と繁栄のための協力などについて議論する見通しだとしている。

 李氏は11月、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開かれた韓国・慶州で、国賓として訪れた習氏と会談した。李氏が訪中すれば6月の就任後初めてとなる。

 趙氏は今回の会談で二国間問題のほか、「北韓(北朝鮮)が何とか対話のテーブルにつくことができるよう、中国の協力求めることも重要になるだろう」と述べた。

 一方、李氏は来年1月中旬に高市早苗首相の地元である奈良を、首脳が行き来し合う「シャトル外交」の一環として訪問する方向で調整している。

 李氏は今月初めの記者会見で日中の対立について「一方の肩を持つことは対立を激化させる要因になる」と述べ、慎重に対応する姿勢を示している。

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