
【キーウ=共同】ウクライナの首都キーウや近郊で26日夜から27日朝にかけ、ロシアの無人機やミサイルによる攻撃があった。キーウ州当局などによると、中心部の高層マンションや住宅が被害を受けて1人が死亡、少なくとも28人が負傷した。28日の米ウクライナ首脳会談を前にした攻撃に、住民は「和平が実現するとは思えない」と憤った。
ゼレンスキー大統領によると、ロシアは主にキーウを標的に、無人機約500機とミサイル約40発を使用した。電力施設も攻撃を受け、キーウなどで停電が発生。ゼレンスキー氏は、ロシアが「終戦を望んでいない」と憤りを示した。
無人機攻撃を受けたマンションに住むセルヒ・ミハイレブスキーさん(40)は「トランプ米大統領にウクライナに来て、ロシアが実際にやっていることを見てほしい」と嘆息した。
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