ウクライナのゼレンスキー大統領は27日、近く米フロリダ州でトランプ大統領と会談するの前にカナダに立ち寄り、東部ハリファクスで同国のカーニー首相と会談。さらに欧州の首脳とも電話協議し、交渉の進展について報告した。
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ロイター通信によるとカーニー氏は会談で、ウクライナのキーウで27日にロシアから攻撃があったことを非難。この難局にあってウクライナと結束を示すことが重要だとして、ウクライナに25億カナダドル(約2850億円)の追加支援を提供すると発表した。
ゼレンスキー氏はさらにカナダで、独仏や北欧諸国、欧州連合(EU)、北大西洋条約機構(NATO)の首脳らと電話で協議した。ゼレンスキー氏はSNSの投稿で、「外交交渉の進展について話し合った。最も重要な優先事項を一緒に確認した」と報告。トランプ氏との会談後にも欧州首脳との協議の機会を設けると述べた。
ドイツ政府報道官は27日の声明で、電話協議に参加した首脳が「ウクライナへの全面的な支援を約束し、米国と緊密に連携して、ウクライナにおける持続的かつ公正な平和の実現に向けて取り組むことを強調した」と述べた。
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