北朝鮮は28日、巡航ミサイルの発射訓練を行い、金正恩総書記が「威力を持続的に誇示することが戦争抑止力の行使」だと強調しました。

北朝鮮メディアは29日、朝鮮半島西側の黄海上空で28日に長距離戦略巡航ミサイルの発射訓練が行われたと報じました。

ミサイルは設定された軌道上を約2時間50分飛行した後、標的に命中したとし、公開された写真には標的とみられる建物にミサイルが命中する瞬間などが写っています。

訓練に立ち会った金総書記は「核抑止力の信頼性を定期的に点検し、威力を持続的に誇示することが戦争抑止力の行使」だと強調しました。

韓国軍は、28日午前8時ごろに平壌近郊の順安一帯から発射されたミサイル数発を捕捉していて、この訓練で発射されたものとみられます。

韓国メディアは、北朝鮮が年末年始に追加のミサイル試験を行う可能性があるとする軍関係者の見方を伝えています。

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