【NQNニューヨーク=横内理恵】6日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、終値は前日比484ドル90セント(0.99%)高の4万9462ドル08セントと、連日で最高値を更新した。ディフェンシブ株のほか、アマゾン・ドット・コムなど人工知能(AI)関連銘柄の一角も物色された。

3日の米国によるベネズエラ攻撃やマドゥロ大統領の拘束については、世界経済や原油先物価格に大きな影響を及ぼさないとの見方から投資家心理への影響が限られている。ただ、ベネズエラ情勢を巡る不透明感は根強く、業績が経済環境や地政学リスクに左右されにくいディフェンシブ株の買いにつながった面がある。

AI関連銘柄への選別物色も活発で、ダウ平均の構成銘柄ではアマゾンが3%あまり上昇した。6日から始まった世界最大のテクノロジー見本市「CES」で生成AIを使った音声アシスタント「アレクサプラス」のウエブサイト版などを発表したことが好感された。

エヌビディアのジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)は5日、CESに先駆けて次世代AI半導体「ルービン」の量産を始めたことや、中国向けAI半導体需要が強いことなどを明らかにした。

AI関連需要が収益の追い風になるとして、ダウ平均の構成銘柄ではないが半導体メモリーのマイクロン・テクノロジーやハードディスクドライブ(HDD)のウエスタンデジタル、半導体製造装置のラムリサーチなどが買われた。主要な半導体関連株で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2.7%高だった。

ダウ平均の構成銘柄ではアムジェンやユナイテッドヘルス・グループ、セールスフォースの上げが目立った。IBMやシャーウィン・ウィリアムズなども高かった。一方、ベネズエラでの石油事業拡大の思惑で、前日に大幅高となったシェブロンが反落した。エヌビディアは高く始まったものの、下落して引けた。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は続伸し、終値は前日比151.351ポイント(0.64%)高の2万3547.173だった。データ分析プラットフォームのパランティア・テクノロジーズが買われた。半面、アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)やテスラが下落した。

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