アメリカのトランプ大統領がデンマーク自治領グリーンランドの領有に意欲を示したことを受け、ヨーロッパ7カ国は、アメリカをけん制する共同声明を発表しました。

共同声明は6日、デンマークに加え、イギリス、フランス、ドイツなどヨーロッパ7か国が発表したものです。

声明では、主権や領土の一体性といった国際社会の基本原則を守る必要性に触れた上で、「グリーンランドに関わる事柄は、デンマークとグリーンランドの人々だけが決める」と明記し、アメリカをけん制しました。

さらに、北極圏の安全保障で、NATO(北大西洋条約機構)が連携しなければならないとも指摘しています。

一方で、デンマークとアメリカはいずれもNATO加盟国だとして、アメリカはヨーロッパにとって「必要不可欠なパートナー」と位置づけ、協力を呼びかけました。

グリーンランド自治政府のニールセン首相は、SNSへの投稿で、「国際社会の基本原則が揺らぐ中で、支持を示してくれることは重要だ」として声明を歓迎し、アメリカに対し国際法に基づく敬意ある対話を求めました。

トランプ氏は4日、グリーンランドについて、自国防衛の観点から「絶対に必要だ」と述べています。

これに対し、デンマークのフレデリクセン首相は「併合する権利はない」と反発するなど、ヨーロッパ各国がデンマークへの支持を相次いで表明しています。

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