北朝鮮が4日に韓国から飛来したと主張する無人機=朝鮮通信

【ソウル=小林恵理香】北朝鮮の朝鮮人民軍総参謀部は4日に韓国から偵察用の無人機が飛来したため墜落させたとの声明を発表した。朝鮮中央通信が10日伝えた。朝鮮人民軍は「主権を侵害する露骨な挑発行為だ」と反発した。

韓国国防省は10日「北朝鮮が主張する日付に無人機を運用した事実はないことが確認されている」と否定した。李在明(イ・ジェミョン)大統領が徹底した調査を指示し、詳細について分析中であるとも説明した。

朝鮮人民軍の声明によると、軍事境界線に近い韓国仁川(インチョン)市江華(カンファ)郡の上空を北に移動する無人機を捕捉したあと、北朝鮮側に侵入してきたため開城(ケソン)周辺で墜落させたという。

回収した無人機を分析したところ、北朝鮮南西部の黄海北道などを含む軍事境界線付近を高度100〜300メートル、速度50キロほどで3時間10分ほど飛行しながら撮影していたことが分かったとも指摘する。無人機の写真も公開した。

北朝鮮側は2024年10月にも韓国の無人機が3回にわたって首都・平壌の上空に侵入したと主張した。当時の韓国軍は関与を否定していたが、現在は「非常戒厳」を巡る尹錫悦(ユン・ソンニョル)前政権の関与が疑われている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。