ガザ地区では25日、南部ハンユニスで地域の基幹病院となっているナセル病院がイスラエル軍の攻撃を受け、地元当局は医療関係者やジャーナリストなど、これまでに22人が死亡したと明らかにしました。

これについて、国際社会からは強い非難の声があがっていて、イスラエル軍も「民間人に犠牲が出たことを遺憾に思う」などとして調査を進めていました。

イスラエル軍は26日、初期調査の結果を公表し「イスラエル軍の活動を監視するためにハマスが病院に設置していたカメラを破壊した」などとして、病院への攻撃を正当化しました。

そのうえで、ハマスの戦闘員など6人を殺害したと主張しています。

また、地元メディアが病院は2度にわたって攻撃されたと伝えていることについて、今回の調査では説明していません。

一方、ガザ地区の地元当局は、調査結果を受けて声明を出し、破壊されたカメラは攻撃で犠牲になったジャーナリストが使用していたものだとして、イスラエル側を強く非難しました。

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