
【NQNニューヨーク=森川サリー】15日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反発して始まり、午前9時35分現在は前日比181ドル58セント高の4万9331ドル21セントで推移している。ハイテク株の一角が高く始まり、指数を支えている。朝発表の米経済指標が経済の底堅さを示し、景気敏感株にも買いが入っている。
ダウ平均の構成銘柄ではないが、半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が上昇している。15日発表した2025年10〜12月期決算では売上高などが市場予想を上回った。26年12月期通期の設備投資計画を前年から引き上げたことも材料視されている。
米株式市場では人工知能(AI)向け半導体の需要が引き続き堅調との見方から、エヌビディアに買いが波及している。ダウ平均以外では、半導体製造装置のアプライドマテリアルズや半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)などが高い。
15日発表の週間の米新規失業保険申請件数は19万8000件と、市場予想(21万5000件)を下回った。「レイオフ(一時解雇)のペースが加速している兆しは見られない」(サンタンデールのスティーブン・スタンレー氏)との指摘があり、米労働市場の底堅さが意識されている。
ニューヨーク連銀が同日発表した1月の製造業景況指数はプラス7.7と前月(マイナス3.7)から改善し、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(プラス1.0)を上回った。1月のフィラデルフィア連銀製造業景況感指数はプラス12.6と、市場予想(マイナス4.5)を大きく上回った。
ダウ平均の構成銘柄ではゴールドマン・サックスが上昇している。朝発表の25年10〜12月期決算で1株利益が市場予想を上回ったほか、四半期配当の引き上げを決めた。
そのほかではキャタピラーやボーイング、スリーエム(3M)などが上昇している。シスコシステムズとJPモルガン・チェースにも買いが入っている。一方、ユナイテッドヘルス・グループやメルク、ナイキが安い。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発して始まった。
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