【ソウル=小林恵理香】自民党の麻生太郎副総裁は16日、高市早苗首相が23日召集の通常国会冒頭で衆院を解散する意向であることを巡り「この解散によって自民党の議席をどれだけ増やせるかに全力をあげるのがわれわれの仕事だ」と強調した。訪問先のソウルで記者団の問いに答えた。

記者団の問いに答える自民党の麻生太郎副総裁(16日、ソウル)

「解散権は首相の専権事項で、脇役がなにか言う話ではない」と話した。「(首相が)いまのタイミングが解散時期として一番だと思われたのだろう」とも語った。首相から解散に関して説明があったか問われたが、明言しなかった。

麻生氏は16日、韓国大統領府で李在明(イ・ジェミョン)大統領と30分ほど面会した。両氏は13日の奈良市での日韓首脳会談の成果を踏まえ、地域情勢への対応を念頭に日韓の戦略的連携をいっそう強化する方針で一致した。

大統領府によると麻生氏は「首脳間で短期間でさかんに議論されているのは日韓両国にとってプラスだ」と評価した。「政治関係が安定すれば、経済関係も発展しやすい環境が整う」と指摘した。

李氏は「(日韓首脳会談の)直後に麻生元首相に会うことになり、国民が韓日関係が急にまた一段階良くなるのではないかと期待している」と歓迎した。「今回の訪問が関係発展の良い契機となることを願う」と語った。

麻生氏は記者団から李氏の印象を問われ「際立って反日的なところはなく、極めて現実に即して友好的にやっていこうという感じがにじみ出ていた」と振り返った。

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