ことしで82回目を迎えるベネチア国際映画祭は、27日開幕しました。
最優秀賞にあたる金獅子賞を競うコンペティション部門では日本の作品の上映はありませんが、革新的な作品を集めた「オリゾンティ部門」に藤元明緒 監督の「LOST LAND/ロストランド」と、フランスを拠点に活動する畑明広 監督の「GRAND CIEL」がノミネートされています。
このほか賞の対象とはなりませんが、細田守監督のアニメ「果てしなきスカーレット」が上映されます。
一方、ことしの映画祭では、コンペティション部門に、パレスチナのガザ地区でイスラエル軍の攻撃によって死亡した幼い少女の実話に基づく映画がノミネートされています。

ガザ地区をめぐっては、映画祭の開幕に先立ち、数百人の映画関係者が主催者などに宛てた書簡が公開され、「無関心の流れを断ち切らなければならない」などとして、映画祭を通じてガザ地区への関心を高めるよう訴えています。
映画祭では9月6日夜、日本時間の7日未明に、受賞作品が発表されます。
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