北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの母・早紀江さんが来月、90歳になる。誕生日を前に27日、川崎市で会見し、「これ以上、何をしていいか分からない。政治家は命がけで取り返してほしい」と語った。
めぐみさんは1977年に13歳で拉致された。早紀江さんは97年に結成された拉致被害者家族会に夫・滋さん(2020年死去)と参加し、外務省前での座り込みや、歴代首相への陳情などを重ねてきた。この日の会見では、「3年やれば政府が動いてくれるかと思った。今も(めぐみさんの)様子が全く分からず、生殺しのような、果てのない苦しみです」と振り返った。
日本政府が認定した未帰国の拉致被害者12人の親世代のうち、存命しているのは早紀江さんのみ。約3年前に狭心症のような症状で倒れ、入院した。90歳を前に「これでもう終わりかなと心配になるときもある」という。
この日公示された衆院選については、「何代もの総理大臣が『第一に解決しなきゃいけない問題』と言いながら、口に出さなくなる。(今回の選挙でも)何も聞こえてこない」と語り、政府に対しては「今すぐにでも、日朝首脳会談ができるよう行動して、取り返していただきたい」と求めた。
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