
【NQNニューヨーク=森川サリー】28日の米株式市場でダウ工業株30種平均は一進一退で始まり、午前10時現在は前日比7ドル34セント安の4万8996ドル07セントで推移している。半導体関連などハイテク株の一角に買いが入り、指数を支えている。S&P500種株価指数は一時、指数算出以来初めて7000を上回った。
28日午後には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表される。通常取引の終了後には大型ハイテク企業の四半期決算の発表もあり、持ち高を一方向に傾ける動きは限られている。
個別銘柄ではエヌビディアが高い。中国当局が中国の大手ハイテク3社に対し、人工知能(AI)半導体「H200」の購入を認めたとロイター通信が28日報じた。中国事業を巡る収益回復への期待から、買いが入っている。
ダウ平均の構成銘柄ではないが、ハードディスク駆動装置(HDD)大手のシーゲート・テクノロジーが一時18%上昇した。28日に発表した2025年10〜12月期決算では売上高などが市場予想を上回ったほか、26年1〜3月期の収益見通しも市場予想以上だった。
オランダの半導体製造装置大手ASMLホールディングが同日発表した25年10〜12月期決算で、受注額が市場予想を大幅に上回った。いずれも人工知能(AI)関連投資が好調との受け止めにつながり、半導体関連銘柄の買いに波及している。
米連邦準備理事会(FRB)は27〜28日に開いているFOMCで、4会合ぶりに政策金利を据え置く公算が大きい。パウエル議長が記者会見で、経済や金融政策に関してどのような見方を示すのかを見極めたい雰囲気がある。
28日の通常取引終了後にはマイクロソフト、メタプラットフォームズ、テスラがそれぞれ25年10〜12月期決算を発表する。内容や見通しを確認したい投資家も多い。
ダウ平均の構成銘柄では、アムジェンやボーイング、JPモルガン・チェースが売られている。一方、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)やスリーエムがセールスフォースが上昇している。前日に急落したユナイテッドヘルス・グループも高い。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は6日続伸して始まり、25年10月29日に付けた最高値(2万3958)を上回る場面があった。S&P500種株価指数も6日続伸して始まり、前日に付けた最高値を上回っている。
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