ドイツ銀行は過去の訴訟関連費用が重荷になっていた(同行のロゴ)=ロイター

【ベルリン=南毅郎】ドイツ銀行が29日発表した2025年12月期決算は、純利益が前の期比2.3倍の61億2200万ユーロ(約1.1兆円)だった。主力の投資銀行部門が好調だったほか、プライベートバンク部門の伸びが支えた。26年も配当などを通じて株主還元を進める考えだ。

24年12月期は過去のポストバンク関連の訴訟に伴う引当金が重荷になっていた。ゼービング最高経営責任者(CEO)は声明で「25年の財務目標は全て達成し、資本還元を通じて株主への約束も当初の見通しを上回る」と説明した。

税引き前利益は84%増の97億3100万ユーロ、総収益は7%増の320億9600万ユーロだった。部門別では債券・為替取引の業務が好調で投資銀行部門が9%伸びたほか、プライベートバンク部門も3%増えた。商業銀行部門は1%減だった。

25年10〜12月期決算は純利益が前年同期比12.2倍の12億9800万ユーロになった。損失に備える引当金は3億9500万ユーロで6%減だった。普通株などに限った中核的自己資本(CET1)比率は14.2%で0.4ポイント高まった。

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