
【ニューヨーク=共同】国連のグテレス事務総長は29日、トランプ米大統領が主導するパレスチナ自治区ガザの暫定統治機関「平和評議会」について、安全保障理事会の決議に基づきガザの和平実現のため設立されたとの認識を示し、国連や安保理を代替する機関ではないとの立場を強調した。
ニューヨークの国連本部での記者会見で述べた。
トランプ氏は、自身が議長として強い権限を持つ平和評議会の役割を拡大し、世界の紛争解決も担わせる考えを示している。グテレス氏は国際平和の問題で「(国連の)全加盟国に拘束力のある決定を採択できるのは安保理のみだ」とし、他の機関にそのような権限はないと述べた。
またグローバルな問題は米国が単独で主導権を握ったり、米中の二大国が対立する勢力圏を形成したりしても解決しないと指摘。「安定し、平和が持続する世界を求めるなら多極化を支持する必要がある」と述べ、多国間機関としての国連や安保理の役割を強調した。
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