▼FRB議長 米国の中央銀行にあたる米連邦準備理事会(FRB)のトップ。物価の安定と雇用の最大化という2つの使命の達成を目指し、金融政策のかじを取る。金融システムの安定や金融機関の規制・監督、安全な決済システムの構築といった役割も担う。基軸通貨ドルの番人として、その発言は世界の金融市場に多大な影響を与える。

任期は4年。現在のパウエル議長は5月に任期を終える。次期議長は大統領が指名し、米議会上院の承認を経て正式に決まる。金融政策を決める米連邦公開市場委員会(FOMC)の議長も兼ね、年8回の会合で理事や地区連銀総裁とともに投票権を持つ。会合後の記者会見や議会証言などの場を通じ、当面の金融政策運営の考え方を発信する。
他の主要な中銀と同様にFRBも政策判断では独立性を重視しているが、トランプ米大統領は景気浮揚の政策金利引き下げを求めてパウエル議長に圧力をかけている。景気・物価の実勢にそぐわない形で金利が低く抑え込まれれば、将来的なインフレ悪化への懸念が高まり、長期金利の上昇など市場が不安定になるとの見方が多い。
【関連記事】
- ・FRBパウエル議長、政治からの独立「強く約束」 理事枠の防衛譲らず
- ・揺らぐ中銀の独立性、米国以外も(The Economist)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。