ロンドンの大英博物館で2月3日から5月4日まで、特別展「サムライ」が開かれる。同館の所蔵品だけでなく、国内外の29カ所から集めた計約280点が展示され、精巧な甲冑(かっちゅう)など多くが初展示になるという。
展示されるのは、刀や火縄銃、陣羽織のほか、武士や戦いの様子を描いたびょうぶ絵、浮世絵など。主に平安時代以降の侍の実像が浮き彫りにされる。
一方、侍のイメージが誤って形成されてきたこと、それが世界に広がり、現代文化に多大な影響を与えてきたことも知ることができる。カリナン館長は「侍は日本国内外で目的に応じて作り上げられ、理想化され、姿を変えて語られてきた。その物語は、千年にわたる神話と現実が入り交じるものだ」と話す。
キュレーターは、日本セクション長のロジーナ・バックランドさんが務めた。「侍が私たちの想像の中で生き続けていることを示しつつ、私たちが考える侍には誤解が多いことを伝えたい」とバックランドさん。「鎧(よろい)や刀がすべてではなく、社会の中で侍が果たしてきた多様な役割について、より深い理解を得てほしい」と述べた。
大英博物館は今回の展示物を含めて計約4万点もの日本コレクションを抱え、その一部が今年、「里帰り」する。特別展「大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱(りょうらん)~海を越えた江戸絵画」(朝日新聞社など主催)は7月25日から10月18日に東京都美術館、10月31日から来年1月31日に大阪中之島美術館で開かれる。
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