
【シリコンバレー=清水孝輔】半導体大手米エヌビディアのジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)は31日までに、人工知能(AI)開発新興の米オープンAIが計画する最新の資金調達に合わせた出資について「恐らく当社にとって過去最大の規模となる」と話し、同社と関係を強化する方針を示した。具体的な金額は明かさなかった。
ファン氏は訪問先の台湾で記者団の取材に応じ、オープンAIが進める資金調達について「必ず関与する。オープンAIに巨額の投資をする」と話した。複数の米メディアはこれまでエヌビディアによる出資額は数百億ドル(数兆円)になると報じていた。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は30日、ファン氏がオープンAIの経営手法に不満を抱いていると伝えた。ファン氏はこの見方について「ナンセンスだ」と否定した。「オープンAIを信じている」と述べ、関係を重視する考えを強調した。
WSJはエヌビディアがオープンAIに最大1000億ドルを投資する計画を巡り、交渉が停滞しているとも報じていた。ファン氏はオープンAIとの関係強化を訴えた一方、1000億ドル投資計画の進捗については具体的に説明しなかった。
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