欧州連合(EU)の行政を担う欧州委員会は3日、世界最大の風力発電機メーカーである中国の「金風科技(ゴールドウィンド)」に対し、外国補助金規則(FSR)に基づいて、詳細な調査を開始したと発表した。同社が中国政府から受けた補助金によって、EU域内の市場競争が不当にゆがめられている可能性があるとしている。

 欧州委は2024年4月から、欧州で事業を展開する風力発電関連企業を対象に予備調査を進めてきた。その結果、ゴールドウィンドが、中国政府から直接的な助成金のほか、税制上の優遇措置や有利な条件での資金調達などの形で、補助金を受けている可能性が浮上したという。

 欧州委は、こうした補助金によって同社の競争力が不当に高められ、EU域内における風力タービンの供給や関連サービスをめぐる競争に悪影響を及ぼしているおそれがあると指摘している。

 23年7月に施行したFSRは、EU域外の国からの補助金によって生じる市場のゆがみに対処し、域内で事業を行うすべての企業に公平な競争環境を確保することを目的としている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。